今日の一問(No.1)

文中の語句があらわす意味

平成24年度 駒込高校(東京)一般入試

      


 自己タンパク質の内部には、自己の情報が蓄えられている。生命現象という秩序を保つための情報がそこにある。しかし、宇宙の大原則であるエントロピー増大の法則は、情け容赦なくその秩序を、その情報をなきものにしようと触手を伸ばしてくる。タンパク質は、絶えず酸化され、変形され、分解されようとしている。
 細胞は必死になって、①その魔の手に先回りしようとしているのだ。先回りして、エントロピー増大の法則が秩序を破壊する前に、エネルギーを駆使してまで自ら率先して自らを破壊する。その上で、すぐにタンパク質を再合成し、秩序を構築する。


問1 傍線部①「その魔の手」とは何が何をしようとする手なのか、簡潔に説明しなさい。

 

解答・解説

 この文章だけではなんのことやらさっぱりわからないですよね。

 だけど、これは入試に出題された文章の書き出しの部分なのですよ。
  だからわからないなりに、ここに書かれていることだけで判断するしかありません。

 私には「自己タンパク質」も「エントロピー」もまったくなんのことだかわかりませんが
 とりあえずいえることは、タンパク質とやらは、ほうっておいたらエントロピーとやらに
 やられてしまうので、やられる前に自分からその秩序を破壊し、再構成している
 ということですよね。

 つまり、エントロピーとやらが魔の手を伸ばしてくる前に、自分から自己破壊をし、
 再構成しているということですよね。

 だから、問いにあるように、 「その魔の手」とは何が何をしようとする手なのかと
 尋ねられたならば、 

       エントロピーが秩序を破壊しようとする「手」

 と答えるのではないでしょうか?ここまでは簡単に答えられるでしょうね。

 ただし、本文下線部の直後に「エントロピー増大の法則が秩序を破壊する」とあるので
 これをそのまま答えとする人がおおいでしょうね。

 ところがこれではまだ不十分なのです。

 どうしてこれではいけないのか。

 問題は「秩序」です。

 単に「秩序」といっても何の秩序なのかがわからないのです。

 ですから、そこは本文1~2行目にあるように「生命現象という秩序」としなければ
 なりません。

 そうすると答えは、

   エントロピー増大の法則が生命現象の秩序を破壊しようとする「手」

 となります。

 わかりますか?

 

 

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