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 メルマガ「国語の苦手な子のために」第6号

具体例を考えよう

 こんにちは!「国語の苦手な子のために」第6号をお届けします。

 このメールマガジンも産声をあげてようやくひと月が経過。今回で第6号と
なります。そこで創刊号や第2号をお読みいただいていない方のために、ここ
でもう一度、「国語力を伸ばす3本の柱」の確認から今日は始めたいと思いま
す(詳しくはバックナンバーをご参照ください)。

《国語力を伸ばす3本の柱》

(1)語句の意味
(2)要約文
(3)常識と経験

国語の学習はこれに尽きます。これさえ3ヶ月間続けていけば必ず成績は伸
びます。しつこいようですが、あくまでもこれが柱です。その他の「指示語問
題」、「接続詞・副詞の空欄補充問題」、「記述問題」等々の諸問題は上記の
「3本の柱」を3ヶ月間続けるといつの間にかある程度はできるようになって
いるでしょうから、それらの些末と言ってもいいような問題は本当の読解力が
ついたうえで最後におさらいをすればそれだけで十分です。まずはこの「3本
の柱」をしっかりと肝に銘じてください。

 前回まで3回にわたり、(1)「語句の意味」についてご説明して参りました。
今回はその4回目として、
(5)具体例を思い浮かべること
(6)大人にきくこと
の2点についてご説明いたします・

《具体例を思い浮かべること》

これは前回の「わかる」ことと幾分重なる面もあります。
たとえば「自然ゲンショウを観察する」という漢字書き取り問題があった時、
「現象」という語句を国語辞典で調べ、

 1、あらわれて見える形。ありさま。
 2、目や耳や手などで感じとったようす。
   物ごとのうわべのようす。    
        (小学館「例解 学習国語辞典」)

という説明を読んで、それだけで終わってはいけません。ノートに書き写して
終わりという勉強方法もいけないということは前々回にお話ししました。

 今ここで使用した国語辞典は小学生向けに作られているものですが、よく見
てみると私たち大人でもなんだかよくわからない説明になっていることに気づ
きます(お勧め国語辞典については次号にて)。「あらわれて見える形」とは
何でしょう。私たちは盲目でない限り、眼前に世界は広がっており、さまざま
な形が見えているはずです。目の前に友人のタロー君がいる時、タロー君は確
かに見えますし、彼をさわれば手で感じとることもできます。しかしそれで
「現象」という語を本当に理解できたと言えるのでしょうか。

 ここで大切なのは、前回に書きました「例文全体で考える」ということです。
この例文では「自然現象」とありますから、自然界の「現象」ですね。では自
然界にはどのような「現象」があるのでしょう。
私が現在担当している生徒にきいてみたところ、「オーロラ」「津波」「崖
崩れ」「落ち葉」等々いろいろな例が出てきました(「その通り!」と思える
ものから「ン?」と思うようなものまでいろいろと・・・)。これらの例が正
しくあっていれば、それは最も望ましいことであるのはもちろんですが、それ
よりも大切なことは具体的な例を子どもたちがそれぞれ自分なりに思い浮かべ
ているかどうかということなのです。「身近な例を思い浮かべること」、これ
が大切なのです。これができている子は本当にわかっている子であり、時間が
経っても忘れるということがありません。しかし、理解をせずにただそのまま
無理矢理にでも覚え込もうとするとそれはたいへんな労力であり、しかもすぐ
に忘れてしまうこととなります。

《大人にきく》

 国語辞典で調べる語が、物体として存在するもの、目にみえるもの、手に触
れることのできる具体的な形状を持ったものであれば、話は簡単です。しかし、
次のような例もあります。

 「人間のホンシツを追究する。」
「セイジツな人。」
「本質」「誠実」、これらは目に見ることのできない抽象語です。「思い浮か
べること」の大切さを前述しましたが、思い浮かべようにも形状を持っていな
いのですから、それも不可能です。
私は時々生徒に、「誠実な人」とは「僕みたいな人だと考えるとわかりやす
いでしょ。」と言いますが、生徒からはブーイングの嵐です。まぁ、ブーイン
グするということは「誠実」という言葉をなんとなくわかってくれているとい
うことですから、それだけでもいいのですが。(そこで全員大きく頷いたりす
るともっとやりにくい!)

 これらの語が出てきた時、子供はまず国語辞典で調べます。ここでは国語辞
典の語釈を引用することは避けますが、おそらく国語辞典の説明を読んでも、
国語を苦手としている子には理解できないでしょう。このようなとき(あくま
でも自分で調べた上でのことですが)大人に質問をすべきです。一方の質問さ
れた大人は言葉を次々に繰り出して、説明をしてあげてください。あっちの角
度、こっちの角度からいろいろな例を挙げて説明をしてあげてください。いろ
いろと言葉を尽くした説明を聞くうちに、子供はまだうまく言葉では表現でき
ないかもしれませんが、なんとなく頭の中にイメージが浮かんできているはず
です。とにかく言葉を多く発してください。1を聞いて10を知りなさいとい
う方法では駄目です。10を言って1だけでもわかってもらう、そんな気持ち
で言葉を尽くしてください。

 そして最後に、子供にもう一度同じことを、あるいは結局どういうことなの
かということを言わせることも大切です。だいたいのことが言えれば、学習の
初期の段階としてはそれで十分なのですが、かならず最後には子供からも発信
させること、これが重要なのです。このことによって後々大きく国語力が伸び
ていくか否かの分岐点となるのです。決して子供を聞き役にして終わってはい
けません。また、一方的説明の後、子供に「わかった?」と尋ねると、子供の
返事は「ウン!」で終わってしまいます。「ウン!」だけでは言葉の学習にな
りません。自分の頭の中にあることを自分の言葉で(うまく)表現すること、
これが大切なのです。「わかったのならもう一度言ってごらん!」というふう
に最後は必ず子供からの発信で終わるようにしましょう。「ウン!」とは言っ
ていたものの、いざ繰り返して言わせてみると全くずれたことを言う場合も多
々あります。最初は説明を聞いたその言葉を同じように繰り返すだけでもやむ
を得ないのですが、次第に子供自身の易しい言葉に置きかえて説明できるよう
ななればもうしめたものです。

 まだまだ言い足りないこともありますが、ここでは先を急ぐこととして、
「語句の意味」はこれにて終了とします。次回は「お勧め国語辞典」につい
て簡単に説明いたします。おたのしみに。

 

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