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 メルマガ「国語の苦手な子のために」第8号

しつこいようですが『語句の意味」

こんにちは!
「国語の苦手な子のために」第8号をお届けいたします。

《もう一度だけ、「語句の意味」について》

 前回までは漢字練習の時に必ず「意味を調べる」ことから入るよう数回にわ
たって記し、意味を理解することの大切さをくどいほどに述べて参りました。
子どもたちも本当はそれをよく知っているのです。その証拠に次のようなこ
とがあります。

私はよく授業時になにか適当な外国語を5〜10人くらいの生徒に、私の言
う通りオウム返しに言ってもらいます。たとえばインドネシア語で「カマール
ケチル!」。これを私の後に続けて前から順に5人〜10人くらいの生徒に発
音してもらうのです。「カマールケチル」、「カマールケチル」「カマールケ
チル」・・・・・・と。次はタイ語で「ホーンナーム」。「ホーンナーム」、「ホー
ンナーム」、「ホーンナーム」・・・と続けるのです。それが終わるとイタリア語。
「イル・バーニョ」、「イル・バーニョ」、「イル・バーニョ」・・・・・・。

ここまで読まれた方はもうおわかりだと思いますが(そして、きっと皆さんも
同じようにお感じだろうと思うのですが)、生徒からは次第に「どういう意味?」
「どういう意味?」という声があがり始めます。そうなのです、これが本当の
姿なのです。生徒もちゃんとわかっているのです。意味がわからないとその言
葉は使えないし、本当に自分のものにしたことにはならないということを。
意味も分からないまま発音してもなんだか落ち着かない気持ちになるのが普
通なのです。ですから、わけもわからずただ発音だけさせられても、納得がい
かず意味を知りたがるのです。ところが、外国語ではそのように感じるにもか
かわらず、こと日本語となると意味の分からない語が出てきても、その意味を
知ろうとせず、そのままにしてしまいます。それでいて、もう何とも思わなく
なっている子供がほとんどなのです。つまり日本語の場合だけ、感覚が麻痺し
てしまっているのです。

 発音だけ覚えても(つまりこれは漢字の読み方だけ覚えてもということです
が)、その言葉を適時に使うことができないのは明白ですし、他人からその言
葉を言われても当然理解もできません。言葉を本当に自分のものとし、使える
ようになること、これが一番大切なのです。にもかかわらず、ほとんどの生徒
は「使えるようになる」ということを考えずに目先の学習(漢字テスト)だけ
で終わってしまっているのです。保護者のみなさんは、是非お子さんに尋ねて
みてください。塾に通っているのなら、おそらく漢字の宿題があるでしょう。
その時に知らない語をきちんと調べているかどうかを。

これまで数回にわたってしつこいほどに「語句の意味」について述べて参り
ました。これは中学受験生から大学受験生まで全てに共通する要諦だと思うの
です。小中学生はその基本動作をなるべくはやく身につけるようにしましょう!

 さて、それではいよいよ「国語力を伸ばす3本の柱」の最後、「要約文」へ
と話を進めることにします。このメールマガジンの創刊号や第2号に書いたと
おり、国語の勉強はこの2点だけなのです。つまり「語句の意味調べ」と「要
約文」。この「要約文」の学習方法の説明が終わると、その次からはどうして
もテクニック的なものが多くなると思います。
「要約文」と記しましたが、小学生には「あらすじ」といった方がわかりや
すいでしょう。そうです、文章にどのようなことが書かれていたかを一定の字
数でまとめるという作業です。これをまずは3ヶ月続けてください。国語の勉
強はこれに尽きます。 

《読書=国語の勉強にあらず》

 国語勉強法といえばすぐに「本を読め!」という人がいます。しかし本を読
むことは勉強ではありません。私も一応は読書人を自認していますので、読書
を否定するつもりは毛頭ありませんし、むしろ読書によって幅広く知識を得、
心の修養として思索を深めることはこの上なく重要なことだと思っています。
しかし、国語の勉強と読書とを結びつけるのははっきり言って間違いでしょ
う。たしかに、小さい頃から本に親しんでいるため、特別な勉強などしなくて
も国語の成績は良いという子はいますし、読書の効用(?)は他にもさまざま
なところできっと生かされていることでしょう。しかし、そうだとしてもその
子にとっての「読書」は決して「国語の勉強」ではなかったはずです。趣味の
世界、つまり楽しいから読む、そんな単純なものだったのではないでしょうか。

 小学生も高学年ともなれば、今の読書は自分の今後の人生のため、あるいは
4〜5年後の高校受験のためには大いに有益でしょう。中学生では大学受験の
時に国語力として成果がきっと表れるでしょう。高校生にとっては、「ものを
考える」という意味では書物からヒントを得ることができ、ある程度の即効性
はあるかもしれません。しかし、どの年代にとっても、「1〜2年後の受験で
高得点を目指す!」という目的には合致しません。
「読書=国語の勉強」ではないということを心得てください。

《問題集も効果薄し!》

 国語の勉強法は本当によくわからず、中高生でさえ定期試験前に「漢字しか
やっていない」という生徒が数多くいます。小学生ではそれにプラスして塾の
宿題として課された文章問題がせいぜいというところでしょう。なかには、勉
強熱心で「問題集をやっている」という生徒もいます。この問題集ですが、私
は「何もやらないよりはやった方が良い」という程度にしか考えていません。
それで本当に国語力がつくなどとは思っていないのです。

《ひたすら読んで書く!》

 それではいったい国語の勉強は何をすればいいのか、ということになります
が、それはこれまで述べてきた「語句の意味調べ」を除外すれば、あとはもう
ひたすら「読んで書く」の繰り返ししかないのです。上に記した読書や問題集
ではこの「書く」という視点が完全に抜け落ちています。「書く」という作業
が最も大切であるにも関わらず、それが行われずに「読む」作業だけに終始し
ているのです。これでは不足です。

 単純に図式化して言うならば、「読む」は受動的動作、「書く」は能動的・
積極的動作だといえます。ですから本を読みながらウトウト眠ってしまったな
どという経験はきっと誰にもあることでしょう。しかし、ものを書きながら眠
ってしまったという人は、まぁ中にはいるでしょうが、前者に比べると圧倒的
にその数は少なくなるのではないでしょうか。
その積極的作業をすることによって国語力は伸びていくのだということを私
はこれまでの指導の経験の中で確信しています。

《だれもがいやがる要約文》

 そこで、「読んで書いて」の繰り返しに最適な学習法として「要約文」があ
るのです。しかし、要約文というと誰もがいやがります。なぜそんなに要約文
は嫌われるのでしょう。その原因の一つは、おそらく「考えないといけないか
ら」「頭を使わなければいけないから」ではないかと私は思っています。国語
を苦手としている子はその考えることを避けようとしてしまうのです。そして
安易な選択肢の記号問題や書き抜き問題ばかりに走ってしまいます。それでは、
いつまでも直感に頼るようなもので本当の学力はつきません。

《指導者の有無》

この「要約文」は「国語力を伸ばす3本の柱」の?番目ですが(詳しくはバ
ックナンバーをご覧下さい)、これを3ヶ月続け、適当な指導者がいたならば
間違いなく国語力はメキメキついていきます。正しく本文に即して要約文が書
けているかどうかを見てもらうことのできない独習者はその点やや時間がかか
り、不利なのは否めませんが、小学生では親御さんが見てあげればそれで充分
だと思います。高校生はもちろんのこと、中学生でも早慶などの上位レベルに
なるとなかなかどこをポイントとして書くべきか、どこをどのように指導すべ
きかが難しくなってくるため、やはり専門の先生に指導してもらった方が実力
伸張のスピードは速くなるでしょう。もちろん、このメールマガジンでも説明
のできる範囲において指導法はすべて述べていくつもりですので、子供のそれ
を見てあげる方の参考にはなると思います。

 それでは、その要約文はいったい何をどのようにすればいいのか、その点に
ついて次回は具体的に記していきたいと思っています。

《お礼》

最後になりましたが、この1〜2週間幾人かの方から励ましや質問のメール
をいただきました。ありがとうございます。
今後もなるべく返信はするよう心がけますが、いかんせん当方も新学期が始
まるとさすがに忙しくなり、春休み中のようには時間がとれなくなったため、
お一人おひとりに返信することは今後不可能かと思います。そこで、「国語の
苦手な子のために」のホームページを作成することとし、そこに掲示板を設け
ることとしました。同じ質問や同じ悩みを抱える方も大勢いらっしゃると思い
ますので、そこへ書き込んでいただければ幸いです。URLは準備が整い次第お
知らせいたします。
今後もご意見やご感想、ご質問など何でもお寄せください。

そうそう、一つ忘れていましたので付け足しです。
冒頭の「カマールケチル」、「ホーンナーム」、「イル・バーニョ」ですが、
これらはすべて「トイレ」を意味しています。

 

 

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