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 メルマガ「国語の苦手な子のために」第9号

要約文学習法

こんにちは!
「国語の苦手な子のために」第9号をお届けいたします。

 今回と次回の2回にわたり「国語力を伸ばす3本の柱」の《要
約文》について、具体的な学習法を述べていくこととします。この
学習法は、下は小学校高学年から上は大学受験生まで共通して実力
をつける上で非常に効果的なものです。
難関高校を目指す中学生は2次試験で作文が課されることがあり
ますが、その内容は評論を読んで主題を的確につかみ、それに対す
る感想を書くという形式が多いように思います。また大学受験では
近年、推薦入試が多くなっていますがその入学志願書などの提出書
類の中に、志望動機などと同じように、ある一冊の書物を指定され、
それを「要約してあなたの考えを書きなさい」という形式のものが
増えています。また合格後の課題として同様のものが課されること
もあります。
最近では大学生や、社会に出て数年の若い人たちの文章要約力の
なさが嘆かれることも頻繁です。

《何をやるか》

まず、何を要約すればいいかということから述べていくこととし
ます。小学生から高校生までそれは共通しています。「問題集」で
す。あるいは塾に通っている子であればそこで使われている「テキ
スト」でもいいでしょう。受験学年であれば入試問題集が適当だと
思いますが、受験レベルの問題は難しすぎて・・・という方は(実
際は問題文の選びかた次第でなんとかなるものなのですが)学年を
一つ下げてもかまいません。中3の生徒が中2の時のテキストを使
うという具合にです。

《まずは口頭で》

小学生は「物語文のあらすじ」から始めることをお勧めします。
ただし、もうどうしようもないほどに国語が苦手だと思われるよう
な子であれば、その際はいきなり「書く」のではなく、まず口頭で
わかりやすく物語の内容を「説明する(お話しする)」段階から始
めるといいでしょう。本当にわかっていれば物語の中でどんなこと
があったかのは説明できるはずです。それは実際に自分が見聞した
ことを話すように、また、昨日見たテレビ番組の内容を話すように
です。

《助詞「て」でつなげない》

そのとき注意していただきたいことは「〜て、〜て、〜て」と
「て」ばかりで話を続けようとしているかどうかです。最初はこれ
に注意して話を聞いてみてください。ほとんどの子は「て」でつな
げると思います。たとえば、「大林君が大きな木に登ろうとして、
みんなから手ぬぐいをもらって、それを結んで、長い帯のようにし
て、木に巻きつけて・・・・・・。」というように。
何度目かになると、「今度はなるべく『て』ばかりでつなげない
で言ってみよう。」と指導してみてください。これは私たち大人で
も意識すると意外に難しいものですから、できなくてもかまいませ
ん。とにかく「て」を連発しないことを瞬時でも子どもの頭に意識
させることが出来ればそれで充分です。あまりこれを意識しすぎる
と今度は「て」を使うべき所でも無理に「て」を避けようとしてか
えって変な日本語になってしまうのですが、それでもかまいません。
なぜなら仮にそれが変な日本語であってもそのように言った時、子
どもの頭の中では「て」の繰り返しを避けることを明確に意識して
いるからです。そのようなことを子供の潜在意識深くに沈み込ませ
ておくと後にあらすじを書く時、思わず「て」を連発していること
に子供は自分で気づき、推敲し自分で直せるようになります。

《論説文》

小学生は物語のあらすじだけでも十分なのですが、それができる
ようになった余裕のある子は(「国語の苦手な子のために」という
このメルマガのコンセプトとは異なりますが)さらに上を目指して、
随筆や論説文の要約をやってみるのもいいでしょう(理科的な解説
文は避けた方が賢明です)。ただし繰り返しますが、それはあくま
でも余裕のある子だけがやれることであって、国語を苦手としてい
る子はそこまでやる必要はありませんし、そこまでやらなくても中
学受験に必要な国語力はつきますので心配ご無用です。

 中高生は最初から論説文を要約するようにしてください。一冊の
問題集があれば要約しやすいものも、しにくいものもありますので
最初は指導者が要約しやいようなものを選んであげるといいでしょ
う。中学3年生や高校生では本人の判断に任せてもかまいません。
問題集選びのポイントは論説文の数ということになります。一冊
のページ数はかなりあっても知識分野や韻文、あるいは古文などに
多くのページを充てているために、論説文は5題程度しかないとい
うものでは無駄が多くなってしまいます。
問題文のレベルは各自のレベルに合わせて、1つ下の学年のもの
を使ってもかまわないということは前述したとおりです。国語とい
う教科は学年の境界がほとんどありませんので、高校生が中学生の
文章を要約してもかまいません。私立高校の入試問題の文章はかな
り難解なものも出題されていますので、一般の大学入試用問題集よ
りもレベルが上ということもよくあります。
中学生の場合、概して各県立(国立を除く公立)高校の入試問題
は文章の長さも難易度も標準的ですので、実力レベルに関係なく誰
でも大いに利用価値はあると思います。

《書いてみよう》
では、それをどのように書くか。私はほとんど制約もつけず自由
に書いてもらっています。強いてあげれば次の3点でしょうか。

(1)長さ 小学生の物語文→自由
      中高生の論説文→200〜300字
(2)1行あける(行を詰めて書かない)
(3)週に2つ

 (1)の長さについては、小学生の場合まずとにかく書くことが
大切ですので、自由に書いてもらいます。当然ながら読んだ文章の
長短や内容によって、要約文(あらすじ)も長くなったり短くなっ
たりしますので一切字数制限は無しです。書くことに意味があると
考えましょう。

中高生の場合、100字では本文最後の結論だけを書き写すと終
わってしまいますので、200字を一応の目途として書いてもらっ
ています。この200という数字は厳守するというわけではなく、
200字程度ということで、多少前後してもかまわないという形で
私は書いてもらっています。

 (2)の「1行あける」というのは、私が指導する際にメモをし
たり、書き直しをしてもらったりするための余白です。 
(3)1週間に2つ程度で十分です。さらにがんばって2日に1
問(週3問)のペースでできれば最高ですが、最初から飛ばしすぎ
て早々と息切れしてしまっては元も子もありませんから、私は1週
間に2つのペースでやるよう指導しています。ただし、1日で2つ
同時にやってしまうのはいけません。日曜日と水曜日などというよ
うに適度に間隔をあけて1つずつやるように言っています。

 そして絶対にその学習法を続けることです。たとえば仮に2ヶ月
続けたとしても中高生の場合、定期試験がありますのでそこで10
日間ほど空白の日を作ってしまうとまた振り出しに戻ってしまい、
1からやり直しになってしまうと思ってください。
「継続は力なり」です。

《設問は無視》

問題集には当然設問が用意されていて、最近は詳しい解答解説の
ついているものが多くなりましたが、設問は一切解く必要はありま
せん。国語を苦手としている生徒は本文をまともに読みこまず、こ
の設問だけをやろうとしているため正解にたどり着かないというパ
ターンがほとんどなのです。まず本文のポイントをしっかりとつか
めば、自然と正解は出てくるのです。ですから、性急に自分の答案
が合っているかどうかということには気をとられず、まずはじっく
りと「本物の読解力をつける」ことから始めましょう。

 次回は実際に書くときの注意点を、過去の生徒の例などを挙げな
がら説明する予定です。

 

 

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